佐藤友佳理さん 和紙勉強会 in内子&宇和
12月1日に内子~宇和と和紙デザイナーの佐藤友佳理さんを招いて勉強会を行いました。
(佐藤さんについての以前の記事→http://ones-style.com/index.php?QBlog-20120924-1)
主宰は僕が代表も務めるNSJ日本自然派住宅研究機構です。
自然派の家を志向する人たちが集まり和紙の勉強です
写真に写っている女性の方が佐藤さんです。
佐藤さんは歴史ある五十崎和紙にモダンデザインを与え、かつゼオライトなどの消臭作用なども加えたオリジナル和紙を創作している方です。
伝統技能はその技術は素晴らしくても、その伝統を重んじる余り現代の新しい技術の中に埋もれてしまっている事が多いのが現状です。
佐藤さんはそういった現状を危惧し、女性の感性で通常の和紙職人とはまた違った視点で活動されています。
では当日の様子を。。。
まずは佐藤さんと共に「からり」でお食事
一人ずつ自己紹介をしながら談笑。
佐藤さんは前に会った時と変わらず、気さくな方で会話も楽しいです。
壁のない方って素敵ですね。
個性ある人たちの面々での会話は新鮮です
食事の後は内子座へ行き、その和紙事例見学。
この古く伝統ある建物に和紙がマッチしています。
天井照明に和紙をあつらえ雰囲気よくまとめてあります。
和紙の雰囲気も部屋毎に変えてあり、そのデザイン性の高さを感じました。
内子の古い町並みも堪能
こちらは上芳我邸に展示してあるタペストリー
光とのコラボが素晴らしいです。
和紙は陰影を楽しむものだというのがよく分かります。
その後、内子を後にして宇和の佐藤さんの工房見学へ
そこでまず目に飛び込んで来るのは大判の和紙。
このような大型のものも製作できるそうです。
インテリアでこのようなモビールやつい立もいいですね
佐藤さんに和紙を漉くところを実演していただきました。
何回も何回も手で漉きながら造っていく行程は僕たちが思っているより大変です。
特に宇和の厳しい冬は水もつめたく作業はかなりキツイそうです。
このように本当の手作りで製作されるこのデザイン和紙を建築に活かす方法を考えるのが僕の仕事です。
アイデア次第でおもしろい事が出来そうなので、心躍る気分ですね。
最後に記念撮影
佐藤さん1日ありがとうございました
ワンズスタイルは今後、佐藤さん作のデザイン和紙を建築に活かしていく予定ですので、期待しておいてくださいね
神野のひとりごと最長の記事になりましたね。